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洗面台に並ぶ化粧品。
石鹸で顔を洗った日、肌がピンと引っ張られるような感覚になったことを覚えています。
お風呂上がりの肌を見つめる瞬間。
初めて買った化粧水は、家の洗面台に置くのが恥ずかしくて、自分の部屋に隠していました。
コットンに染み込んだ化粧水。
修学旅行で自分だけ化粧品を持参しているのが恥ずかしくて、誰も見ていない場所、トイレの手洗い場で、こっそり肌に塗った乳液を思い出します。
出掛ける前に塗る日焼け止め。
バイト先で女性の先輩たちが、海に行くからCMで話題の日焼け止めを買ったと話しているのを聞きながら、そのCMに出ていた女性の肌を思い出していました。
洗顔をする時に、泡をたくさん作って、その泡を肌に転がすように、Tゾーンからゆっくり、なるべく肌を擦らないように注意します。
洗い流す時も、両手でたっぷり水を包んで、何度も何度も、洗顔料の流し残しがないように、両耳まで水を行き渡らせます。
タオルでさっと水分を拭き取ったら、乾かないうちに導入化粧水を吹きかけます。
最初にコットンに染み込ませるのは拭き取り化粧水。コットンがベタベタになるまでたっぷり含まれた化粧水で、肌を傷つけないように慎重に、洗顔で落とせなかった汚れを拭き取ります。
さっとまた導入化粧水を吹きかけて、次にコットンに垂らすのは化粧水。十分に化粧水が染み込んだコットンを肌に当てるとひんやり気持ちよく、たくさん保湿されろよ、と思いながら顔全体に水分を行き渡らせます。
美容液は小皺が気になる部分に、指の腹を使ってしとしとと、そしてシミやそばかすが出来ないよう、気になるところ全部に伸ばしていきます。
乳液は蓋をするように、顔全体から首まで覆うように、栄養を逃さないように、まんべんなく、押さえ込みます。
出掛ける前は日焼け止めも忘れずに、紫外線から守ってくれる存在なので、これも露出している肌全体に、耳も忘れずに塗ります。
男性がスキンケアすること、それが当たり前だと思われなくていい、けれど、スキンケアしている男性を否定しないでほしい。
男性が化粧すること、それを笑う人のために化粧しているんじゃない、自信を持つためにやっているんだって、誰にも言えないなら僕に言ってほしい。
僕はスキンケアが好きです。
洗面台に入りきらないほどたくさんのブランドの化粧品たちが置いてあります。
僕は眉毛が薄いです。
仕事で気合を入れる日、大切な人と会う日、必ず眉毛を描いてアイメイクもします。
自分の唇が荒れるのが嫌いです。
家では美容液配合のリップを、外出先では保湿力の高いリップを毎時間のように塗り直します。
あなたのことを教えてください。
あなたの好きを共有してください。
あなたの夢中が知りたいです。
自分の信じる気持ちを大切にしましょう。
一緒に。
代表 原光弘